マインドタイプ心理学における教育の概念

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こんにちは!

マインドタイプの望月です。

本日は
『マインドタイプ心理学における教育の概念』
というテーマでお送りします。

教師やコーチ、カウンセラーなど、
人に直接影響を与える人にとって、
有用なお話にもなるかと思います。

——————————-
●きっかけ
——————————-

哲学者キルケゴールが、教師について
このように言っています。

『もし教師が、“きっかけという仕方”以外で、
生徒に自身の学問を与えようとするならば、

それは奪うということに他ならない。

自ら学ぶ機会を奪い、押し付けているだけである。

そのような教師は不要であり、
ソクラテスはきっかけを超えない勇気を持っていた。』

教師が学問を伝えるときは、
『きっかけ作り』に過ぎないということです。

答えを教えてあげる、、とか、
知恵を授けてあげる、、とかの裏には、

『自分はすごいでしょ!』という承認欲求が見え隠れします。

人は、上に立ちたがる生き物です。

ですが、教師がそんな様々な自己満足的な心で
人にものを教えるという行為は、

キルケゴール先生に言わせれば、
『生徒の秘めた力を奪う、生徒の可能性を奪う、生徒の未来を奪う、
ということに他ならない』
ということです。

そんな奪う教師は不要なんだってこと。

教師が提供するのは『きっかけ』です。
『これを超えるな!』というのがキルケゴールの思うところで、
僕も共感しています。

その点でソクラテスを称賛していますが、

ソクラテスのやっていたことは、
『無知の知』と『産婆法(問答法)』というものです。

『無知の知』とは、
“自分は決して物知りではなく、
それを自覚している”という意味の言葉です。

それは、「自分はバカだ」と卑下したことではなく、

『広大な知の地平にあって、自分が知り得たことは
ほんの1%にも満たないぐらいで
まだまだ知らないことが沢山ある。。

だからこそ自分は無知であると自覚している、、』

そんな謙虚な姿勢です。

その姿勢を持って、人と問答をしていくと、
『相手から素晴らしいアイデアが生まれる』という、

まさに、赤ちゃんの誕生を手助けする産婆さんのような仕事を
ソクラテスはやっていました。

その謙虚さがあって、初めて『きっかけ』というものに
おさまっていく事になります。

キルケゴールが、『きっかけを超えない勇気を持っていた』と言うほどに、
知識が増えれば増えるほど、それをひけらかしたくもなり、
凄いだろと言いたくもなります。

どんな人の前でも(相手が小学生であっても)、
『謙虚に、自分は無知である、でもきっかけにはなれるはず』
と言う態度で、問答することは、
新たな命を生み出すほどの、なんらかの輝きを産み出します。

赤ちゃんは、なぜその個性を持って生まれてきたのか説明がつきません。
もう、神様が授けてくれたとしか言えないです。

でも、みんなを和ませる素晴らしい笑顔と希望に満ちた未来を感じます。

そんな赤ちゃんが産まれるのは、まさに産みの苦しみの先にあります。

問答は途中で感情が出たりして苦しさも伴いますが、
それを超えた先に、
希望の光に包まれた健やかな赤ちゃんのような、
パァ~っと明るくなる『気付き』が生まれます。

もうそれは、神様が授けてくれたとしか言えないような
突然の素晴らしいアイデアだったりします。

教師やカウンセラーは、その『きっかけ』をいかに提供できるかが
問われます。

教育は、この『きっかけ』を生み出せる場作りに本質があると
僕は感じています。

考えるきっかけ、未来を見据えるきっかけ、
自分に気づくきっかけ、相手を理解するきっかけ、、

その人がその人らしくあるきっかけになる場を
マインドタイプ心理学では作っていきたいと思っています。
(^^)

本日は、『マインドタイプ心理学における教育の概念』
ということで、

教育とは、いかに『きっかけ』になれるかが
大切だと思う
ということでお送りしました。

僕もまだまだですが、ここを大切にしながら、
今後も『心の教育』をお送りしていきたいと思ってます。

“魂の探求の無い生活は、
人間にとって生きがいの無いものである。”
(ソクラテス:哲学者)

↓いま、自分らしさを感じなかったら♪

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お読みいただきましてありがとうございました。

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