コミュニティと宗教学

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こんにちは!

マインドタイプの望月です。

本日は、
『コミュニティと宗教学』
というテーマでお送りします。

——————————-
●宗教の本質
——————————-

宗教という言葉はなんだか怪しく
感じるかもしれませんね。

ですが、心理と宗教はとても密接な関係が
あります。

宗教には『神様』というものが
つきものです。

その昔、荒れ狂う海や雷、恵みをもたらす太陽や雨など
自然界の大きなエネルギーを目の当たりにして、

『自分をはるかに超える存在』を感じていました。

それが原始宗教(アニミズム)として
ネイティブアメリカンのような部族単位で暮らしていた人々は
それぞれの崇拝の対象を持っていました。

“幸せに暮らし生きるため”に、
その自分をはるかに超えた存在に、
力を貸してもらったり、お願いしたり、感謝したりすることから
宗教的な儀式も始まりました。

それが、多神教、一神教と姿を変えながら現在に至ります。

人は、自分一人では非力な存在です。

個人の時代においては、ますます個人の非力さを
目の当たりにしていく人も多いでしょう。

ですから、『自分を超える存在』に対して、
力を貸してもらったり、お願いしたり、感謝したりしながら
現実的にも進みます。

ある意味で、コミュニティリーダーは
その人にとっては神的な存在となり、
そこに想いを寄せるというのは、宗教的な営みになります。

そして、その本質的なところは
『幸福に暮らし生きるため』というのが前提にあります。

この幸福という概念も、説明しようとすると、
いろんな角度からも言えますし、とても個人的なことだったりもします。

ですが、『幸福な人生を送りたい』というのは、
とても根源的な人が生きる方向性であると思います。

そのために、それを成し得てくれそうな神様に
力を貸してもらいにいくというのことが、
コミュニティを宗教という視点から見た場合
とても当然で自然なことになると思います。

ですから、逆にコミュニティを作るリーダーは
現実的に、どんな場でどんなことをすると
幸福になるのかを提示していく必要があると思います。

例えば、自分はパン屋さんでコミュニティを作るのなら、
“パンとはどういうもので”、と『パンを熟知』した上で、
自分はこのようなことが大切だと『独自のパン理論』を作り、
その上で、こうすることが幸福度を高めると
『提案』ができている状態です。

自分の活動の場を熟知し、
その上で、独自の理論を展開し、
幸福度を高める提案ができている、、というスリーステップによって

ある種、人間の持つ宗教的な脳が刺激されていきます。

もちろん、危ない新興宗教や悪魔崇拝のように、
リーダーが健全でないと、ダークサイドの宗教にもなります。

この宗教的な心理の動きは、かなり洗脳的で強いものになるので、
そこは、生み出す側も所属する側も
しっかりと見極めていきたいところですね。

基本的にコミュニティは
意図しなくても、このような作用によって
宗教的になっていくという感じです。
(^^)

本日は、
『コミュニティと宗教学』
ということで、

人が想いを寄せていく心理の動きと
その構造についてお送りしてきました。

厳密には、『これが好きだ』とか『未来こうしたい』と
想いを寄せたり、想いを馳せたりすることは、
“大いなる対象に意識を向ける”ということで、
宗教的だと見ることができるほど、

心と宗教はとても身近なものだと言えます。

熱狂的なファンなんて、ほんと宗教的ですからね~

“宗教とは蛍のようなものだ。
光るためには暗闇を必要とする。”
(ショーペンハウアー:哲学者)

本日もお読みいただきましてありがとうございました。

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