自由とはどういう状態か?

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こんにちは!

マインドタイプの望月です。

雨が続いていて、夏の日差しが恋しく感じます。

地盤も緩んでいるところも多いようですから、
周りの状況を気を付けておきたいところですね。

さて、本日は
『自由とはどういう状態か?』
というテーマでお送りします。

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●アレント
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自由をテーマに語るとき、
やはり哲学者ハンナ・アレントの言葉が一番しっくりきます。

それは、『人間は何かを始めることができる』ということです。

これが最も尊い能力で、そこにこそ人間の自由さがある
と考えました。

アレントの研究テーマは、全体主義についてです。

ナチスドイツがユダヤ人を大量虐殺したホロコーストで、
その虐殺の指示を出していたアイヒマンの裁判を
傍聴したアレントはとても驚きました。

ガス室送りを指示した張本人は
どんな極悪な思想を持っているのかと、
アレントは興味を持って聞きにいったのですが、

そこにいたのは、髪も薄くなった平凡極まりないおじさん。

そのおじさんは、「上の命令でやっていただけ」としか言わない。

ほんと典型的な依存型のサラリーマンそのものでした。

アレントは、全体主義の負の側面をここに見ました。

自分の自由さを放棄し、ただそこにいるだけになると
善悪の区別もよく分からなくなり、

ただ指示に従うだけの機械的な人間になっていきます。

もう、もはやそれは人間なのか?機械なのか?
言われた通り、ガス室のボタンを押すだけの機械であって、
それは人間なのだろうか?

ただただ、保身のために生きるだけでは、

もし、ヒトラーのように場の中心にいるものが
ダークサイドに走った時、自分も道連れになります。

人間は、一人では生きれない分、
どうしても全体の一部になります。

会社の一部、家族の一部、日本人としての一部など、
所属しながら人は生きています。
(全体主義に身を置いている)

だからこそ、自分の自由さは担保しておかないと
流されやすくなるというのが、
アレントの考えたことです。

では、自由さとは何か?

それが冒頭でお伝えした、
『人間は何かを始めることができる』ということです。

『自分で決めて、始められる』
これこそが、人間の自由さです。

もし、もっと自由になりたいと思うのでしたら、
『何かを始める』ことです。

でも、僕が心理の面から付け足すなら、
その『何か』には、とても深いものがあり、

まさにライフワークにつながることになります。

『何かを始める』ということの本質は、
『自分の人生を生きる』ということに根ざしていき、

自分という存在を実現していく(自己実現)へと
向かう事に着手していくことが、

真の自由さになるということです。

でないと、マーケテイングなどの力(全体主義的な力)で、
自分で始めようと思ったのか、
それとも誰かに始めさせられたのか、
奥の心理の動きはとても複雑ですからね。

『自分の人生を生きるために、何かを始める』、
ここに自由さがあると思います。
(^^)/

本日は、
『自由とはどういう状態か?』ということで、

アレントの哲学をもとにして
自由さについて見て見ました。

自由な自分は、どんどん始められる!
(^^)/

“考えるのを止めたら、人間じゃなくなる”
(ハンナ・アレント:哲学者)

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