自分としてあるための3段階

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こんにちは!

マインドタイプの望月です。

本日は、
『自分としてあるための3段階』
というテーマでお送りします。

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●実存の3段階
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自分の幸福な人生において、
『自分である』ことというのは
大きなテーマになってきます。

“自分でない”状態では、
それがどんなにお金や地位があったとしても、
本当の自分が常に、「それって幸せなの?」と
自問してくるからです。

『自分である』というのは、
自分の存在の完成とも言うべきものでしょう。

そこを目指す哲学が実存主義で、
その実存主義哲学の巨匠といえばキルケゴールでしょう。

キルケゴールは、
実存に至るためのスリーステップを紹介してくれています。

それが、
『美的実存』『倫理的実存』『宗教的実存』です。

まず、自分であることを目指すとするなら、
自分がやりたいことを求めて行くことになります。

それは、美的なもの(感覚が合うもの)を求めることと、
快楽的なものを求めることとが混在して行きます。

この段階が『美的実存』です。

趣味に没頭することと、ディズニーランドで楽しむことは、
同じ楽しむでも本質が違いますが、
いずれにしても、自分が自分の意思で自由にやれている感覚がある状態が
この段階です。

ですが、この感覚では限界が来ます。
どこか、満たされない、満足できない、、と思い始めて

自分は『これが正しいと思う。これが良いと思う。』という主張をし始めます。

自分の考えってどうですか?と世の中に問い始めるのが
『倫理的実存』です。

ですが、良いか悪いかなんて人それぞれで、
世界からは批判も反発も返ってくるということになります。

キルケゴールは、ここで深い絶望に襲われると言います。

僕が分析するに、

ここで初めて自分のダークサイドと向き合うことになり、
自分の存在が無価値で愚かで最悪だと
思い知らされるという現実が起こることになります。

そして実存は不可能なこと(自分であるなんてとても無理)と、
感じるから絶望に行くのだと思うんです。

実存に行こうとしたのに、まさに真逆へ。
自己の存在の無用感から、
死んでも・・と思い悩むぐらいの絶望です。

そこから、さらに実存を目指すために、

自分の個人という存在を超えて、真摯に世界と向き合い、
何が本当の真理となるのかを対話しながら、
更なる実存へと至る段階が来ます。

それが絶望と死の先にある、
生と希望の『宗教的実存』の段階です。

そこには、善悪とか、正しい間違ってるとかはなく、
個と全体の一体感を感じる様なイメージです。

この3ステップをそれぞれ
こんな感じとイメージするなら、

『美的実存』段階は、
「自由だ~楽しいな~未来は明るい~」という感じで
なんだかフワフワした感じの段階です。

『倫理的実存』段階は、
メガホンを持って「これこそ世界平和っしょ!」と、
熱く叫んでいる状態です。

『宗教的実存』段階は、
「みんなそれぞれの良さがあり、調和し、それでいいんだよね。
でも、大切な想いを持って実現していこうね。」
と、心身がリラックスしているのにどっしりしている
重厚感を感じる段階です。

いろんな人を見ていての僕の感覚値ですが、
この段階を踏まえて行くことで、
存在感が大きく重くなるような感じになります。

自己実現であり、実存というのは、
その存在感というものに、
目に見えない重厚感を持つ様になるものだと思います。

本日は、
『自分としてあるための3段階』
ということで、
キルケゴール先生のお話でお送りしました。

自分としてあるということは、
まずは、自分の自由から始まるということですね。

自由に没頭できることをやって行きましょう~

もっと早まきで行きたいときは、
ダークサイドを見て、一気に宗教的実存までも行けますが、
ここにはそれなりの覚悟が必要ですね。
(^^)/

下記の『闇のセッション』でその辺りを
取り扱っています。

“人生は、解かれるべき問題ではなく、
経験されるべき現実である。”
( キルケゴール:哲学者)

お読みいただきましてありがとうございました。

ー・ー・ー・ー・ー
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『一年後の特別な自分に会いに行きましょう!』
(^^)/

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