心理学は科学にはなれない!

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こんにちは!

マインドタイプの望月です。

本日は、
『心理学は科学にはなれない!』
というテーマでお送りします。

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●パーソナルレッスン
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ノーベル賞に心理学が含まれないように、
心理学は科学として扱いづらい分野です。

心理学者のダニエル・カーネマンはノーベル賞を受賞していますが、
『経済学賞』としての受賞です。

科学は、多くの人に共通して、再現性のあることを見出し、
数学的に証明する必要があります。

ですから、よく心理学の分野で研究されるのが、
多くの人に共通する、心理的パターンの解析です。

カーネマンのように、そのパターン解析を経済学と結びつけ、
『行動経済学』という分野で発表することで、
アカデミックな世界でも通用することになります。

ですが、人間の心理とは複雑で、

『マッチをこすれば火がつく』というぐらい
誰がやっても同じ結果になる科学ほどの精度と再現性はありません。

例えば、行動経済学で『ピークエンドの法則』というものがあります。

記憶は、ピークとエンドの感情で決まるというものです。

確かに、一番盛り上がった部分と、最後の感情の余韻によって
記憶の大小は決まるように感じます。

この法則を知っていれば、曲のサビの部分と最後の部分に力を入れるように、
様々なものに応用が効きます。

ですが、全く違うところで、人は記憶していたりします。

例えば、先日も昔の記憶問題でうちの奥さんとズレがあったのですが、

昔、高野山のお寺で演奏会を開いたことがありました。
(今月末にも高野山で演奏会の予定があります。)

僕の記憶では、そのお寺のお弟子さんたちがみんなで歌ったのが
すごく印象深かったのですが、
奥さんは自分が演奏していたのにも関わらず全く覚えていなくて、

逆に、奥さんは帰りの高速がもの凄い台風で凄かったことが
印象的に覚えていたのに対して、
僕は自分が運転していたのにも関わらず、全く記憶にございません状態でした。

ですから、同じことを体験していても、
“ここをピークと捉える”ということは、人によってまるで違ってきます。

結局、心理学は、どこまで行っても個人的で
とても曖昧なものなのですね。

ですから、心理学は突き詰めると、
再現性や論理ではく、

個人の心に寄り添うパーソナルレッスンであり、
一人一人の物語になります。

かの、フロイト、ユング、アドラーたちが、
一人の患者と向き合ってきたように、

そして、特にユングが、科学の分野を逸脱して
錬金術や神話などを深く探究したように、

一人の人生はには、大いなる宇宙の神秘が込められていると
僕は感じます。

ですから、マインドタイプ心理学は、
アカデミックな心理学ではなく、
『心の理(ことわり)を学ぶ』という立場をとっています。

今では、脳科学の分野に取り込まれつつある心理学ですが、

僕の目指すものは、より実生活に根ざし、
一人一人の幸福に繋がるものでありたいと考えています。

そんな心理学を一緒に学んでいきましょう。
(^^)/

本日は、『心理学は科学にはなれない!』
ということでお送りしました。

大学の心理学はどうしても再現性のあることを
学びとしていきますが、

実生活では、「それで?」ということも多くなります。

マインドタイプは、より身近な学びとなるよう、
心掛けていきたいと思ってます。
(^^)

“心理学は科学であるから限界がある。
神学の論理的帰結が神秘主義であるように、
心理学の究極の帰結は愛である。 ”
(エーリッヒ・フロム:心理学者)

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お読みいただきましてありがとうございました。

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