すずめの戸締り、心の戸締り

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こんにちは!

マインドタイプの望月です。

本日は、
『すずめの戸締り、心の戸締り』
というテーマでお送りします。

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●ミミズの意味とは
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先日、子供と一緒に見ようと約束していて、
やっと見にいくことができた、
新海誠監督の『すずめの戸締り』。

この映画、久しぶりにコンテンツにしたいと思ったほど、
色々なことが感じられました。

本日はそのダイジェストを。

新海監督といえば、『君の名は。』『天気の子』と続いての
ヒット作ですが、
ずっと天災と神道をテーマにしています。

隕石、暴風雨ときて、今回はダイレクトに
東日本大震災と地震がテーマです。

映画では、地震の原因が、
廃れて見向きもされなくなった廃墟から
負のエネルギーが帯状に空に向かって湧き出てきて、

これが土地のエネルギーと結びつくことで“倒れる”と、
地震が起こるという設定です。

倒れて地震が起こる前に、出どころに鍵をかけるのが
『閉じ師』の仕事で、その閉じ師の家系の『草太』と
主人公の『岩戸鈴芽』が全国を回っていくお話。

まず、東日本大震災というと、
僕にとっても心に大きな影響を及ぼし、
カウンセラーや心のことにどんどん深く入るきっかけになった
出来事でもあり、
多くの人にとっても忘れ難い大きな意味がある出来事でしょう。

その記憶を呼び起こすような題材を、
こんなにも素晴らしく描いた新海監督にまずお礼を言いたいと思います。

そして、この映画は監督がコロナに入り、初めての緊急事態宣言の時から
作り始めたもので、

主人公の名である『岩戸すずめ』は、天照大神が岩戸に隠れ、
光を失った世界で、アメノ“ウズメ”ノミコトが舞を踊って
岩戸から出したという神話から着想されているそうです。

その意味で、この映画は岩戸開きとして、
日本人の心に光を戻す映画なのですね。

どう光を取り戻すのか、、これが整心学でやっていることと
ものすごくリンクします。

ほんと、解説したいことが山積みなのですが、
今回は一つだけ。

劇中では、地震を起こす負のエネルギーを『ミミズ』と言っています。
まさに、ミミズが這うようにうねりながら湧き出てくるエネルギーです。

これが廃墟のドアや扉から出てくるのですが、
心のことに置き換えると、ネガティブな感情であり
ダークサイドのエネルギーです。

これは、そこにネガティブな感情があることも、
毎回同じように出てくることも知っているのですが、
手をつけずに放置している状態。心の廃墟です。

これが時折吹き出しては、人生に地震を起こします。

そして、それをさらに見ずに溜め込むことで、
大地震となるようなものを引き起こします。
アイデンティティクライシスですね。

これが起きてしまうのは、
ちゃんと出どころを見ていないからですね。

出どころには、過去の記憶や感情がしっかりと乗っています。

劇中でも、過去の記憶と感情を感じながら
しっかりと戸締りをします。

整心学を学んでいる方は体感があると思いますが、
感情を見て一致することで、負の感情は戸締り出来て
その先にいけるのですね。

この負のエネルギー『ミミズ』の僕の解釈は、
『身見ず』です。
自分自身をちゃんと見ていないから吹き出す負のエネルギーです。

この出どころを見て閉じることで、逆に岩戸が開き光が戻ります。

他にも、いろんなことが読み取れる、
まさに日本人の心の扉を開き、光を取り戻していくための要素が
ふんだんに入っている映画だと感じます。

この辺りは、整心術習得講座のテーマ映画としてまた受講者には
別途解説してみたいと思います。
ですので、もし機会があったら上映中に見ておいていただけたらと思います。
(^^)

本日は、『すずめの戸締り、心の戸締り』
ということで、

負のエネルギーの戸締りによって、人生の扉開きも起こることを
教えてくれる映画についてお送りしました。

深読みせずにファンタジー映画として見ても
十分見応えのある映画なので、
どうぞ機会がありましたら、見てみてください。
(^^)/

“どんなものでも世に出すことが大事だと思うんです。
その為にはプライドは捨てたほうがいい。 ”
(新海 誠:映画監督)

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お読みいただきまして
ありがとうございました。

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