なぜ日本人は結果を出す人を評価しないのか?!

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こんにちは!

2社の法人代表をしている心理哲学者の望月です。

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本日は、
『なぜ日本人は結果を出す人を評価しないのか?!』
というテーマでお送りします。

——————————-
●ズルするヤツ
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日本の文化の中で、
『結果を出す人=悪いことをしている、ズルをしている』
という感覚があります。

お金持ち=悪い奴
自分より結果が出る人=面白くない

どちらかというと、アメリカや欧米の方が
努力して結果を出す人は素直に賞賛されます。

日本は、努力していることを知っていても、
結果に対して『ズルをしているはず』という
感覚が非常に強い文化ではないでしょうか。

この心理についての研究から、
とても興味深い理由があるんです。

日本は世界最古の国であり、歴史が長いです。

その中で、村単位で生活していた時代もまた
非常に長くありました。

コミュニティの研究からの成果として
分かっていることがあります。

それは、集団が作られると、
一定数のフリーライダーが生まれるというものです。

フリーライダーとは、自分は何もしないで
旨味だけを上手に吸い上げる人たちです。

これは、生物学的にも面白い傾向が見て取れて、
アリの集団を研究した結果でも
同じようなことが言われています。

アリのコロニーの中にはよく見ると2割程度の
働くふりをするアリがいて、

この2割を全部取り除くと、
また集団の中で2割の働かないアリが生まれるということです。

要は、そういったフリーライダーにも
なんらか役割があるのだというのが、アリの研究で言われることです。

一方、人は感情の生き物なので、
こうしたフリーライダーは我慢できないので排除の対象になります。

まさに『村八分』ということが起こり、
それが戒めのようにルール化されます。

日本文化は、そのフリーライダー的ズルいと感じる人を
村の人たちがずっと監視してきた歴史があります。

だから、結果を出す人に対して、
まず疑いの目を向ける、、というのことが刷り込まれているのです。

それは世代間連鎖として、
親が「あいつはきっと悪いことをしているズルいやつだ」的な言葉を
どこかで聞いて育っているという感じですね。

そういった背景から、
結果を出す人に対して、ズルいことをしていると感じるのではないか
ということがこのコミュニティ研究から導かれた仮説です。

これは一理あると思いますし、
また誰もがフリーライダーにいつの間にかなる可能性があります。

もちろん僕も、大分フリーライドしている部分もありますが、
そこを感謝を込めて見れないと、

村八分の対象として、はじかれるのも
コミュニティの仕組み上、起こることですね。
(^^)

本日は、『なぜ日本人は結果を出す人を評価しないのか?!』
というテーマでお送りしました。

ライフワークをすると、コミュニティが作られますが、
このような作用が自然と出ることを理解しておくと、
自分の気持ちが整いやすくなります。

そして、ズルをする自分と、ちゃんと努力する自分の
両方ともを確認しておけるといいですね。

それでは、どうぞ本日も
素敵な一日をお過ごしくださいませ~!

“人間は、人が見ているとちゃんとするけど、
見ていないとズルをする動物です。”
(宮台真司:社会学者)

お読みいただきまして
ありがとうございました。

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