こんにちは!
マインドタイプの望月です。
本日は
『エミールから見る社会と自由と教育』
というテーマでお送りします。
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●自然から社会へ
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『エミール』とは中世の哲学者ルソーの著書ですが、
何歳にはこんなことをしたらいいというような、
年代別教育論が描かれています。
まーその内容がどの位現代に通用するかはともかく、
今回は『人間が自由に発揮して生きる』上で大切なことを
ルソーの教育論を参考にお送りします。
ルソーといえば『社会契約論』が有名ですが、
人は社会と契約し、国家の一員となることで、
生命と財産の安全を得られるという、
現代の民主主義の原典的なものです。
ルソーの名言に、
「万物をつくる者の手をはなれるときすべてはよいものであるが、
人間の手にうつるとすべてが悪くなる」
というものがあります。
人も生まれた時は、自然な状態で(=神から離れた時)とても素晴らしいけど、
人の中に入ると悪くなっていってしまうということが
考えの根本にありました。
この最初の自然状態が最高の状態ではないかとして、
『自由である自分』を大切に育むことを目指した教育論
というように僕は感じています。
ですが、人はどうしても社会の中で生まれ、
人の手で育てられていきます。
それは同時に悪にも染まりやすい状態になります。
ルソーは自然状態を保ちつつ社会で健全に生きるために
重要な二つのことを伝えています。
まず一つ目に、
『自由である自分』としてとても重要なこととして、
「名誉・権力・富・名声といった“社会的な評価から自分を測る”のではなく、
自分を測る基準を自分の中に持っていること」を
あげています。
社会で生きる上で、社会的な評価を気にする自分が常に出てきます。
それが小さな社会として、家族という社会、学校や友達という社会で
『周囲が自分のことをどう思うのか気になる』と思うのは、
誰もが経験することでしょう。
ですが、そこに軸足を置くのではなく
『自分自身を測る』基準を自分の中に置き、
周囲はどうあれ、自分でOKを出せる軸を持つことが、
まず、自然状態を保ちながら社会で生きるために必要なことだと
伝えています。
その上で、二つ目に「民主的な社会の一員として、
一緒にルールを作り、自治をしていくことのできる公共性を備えていること」を
重視しています。
自らが積極的に社会へ参加していく姿勢です。
この視点がライフワークにも繋がるのですが、
自らがその場(社会=コミュニティ)のルール作りに参加する姿勢が
作れるかどうかが課題です。
国の法律というルールから、家族のルールまで
どの規模の社会でもいいので、
『構成員として参加しているか』という姿勢が必要なんですね。
でも、既存の社会にはそこまでモチベーションが湧かないということもあるでしょう。
その場合は、自分で場を作り出すしかありません。
それが自分が中心になる場という『ライフワーク』です。
ライフワークは、自分が中心になるがゆえに、
積極的にルール作りに参加するのは当たり前になるし、
自分の人生を考えることも自然にやられるので、
結果、自分自身を自分で測る基準を成熟していけます。
このように、『自分自身のため』と『社会のため』を両立できる人が、
『真に自由な人だ』と考えたのがルソーであり、
それを育てる「教育論・人間論」が「エミール」なんですね。
ですから、この考えを受け継ぎ、
ライフワークを創造することで、
自分と社会を自由に生きることができる人物になると
僕は考えています。
(^^)/
本日は、
『エミールから見る社会と自由と教育』ということで、
ルソーをテーマにお送りしました。
超簡単にまとめると、
・社会的な評価から自分を測るのではなく、自分自身に基準を置くこと
・社会の一員としてルール作りに参加する公共性を備えること
この二つから、自由に生きる自分が出来上がる
ということなんですね~!
(^^)
“自由を放棄することは、
人間としての性質を放棄することである。”
(ジャン・ジャック・ルソー:哲学者)
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