言葉という道具の性質を知っておこう!

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こんにちは。

マインドタイプのもっちこと望月です。

本日は、蠍座の新月です。

この2週間は、これからの一年を占うぐらい
凝縮したエネルギーに溢れます。

特に対人関係において、大きな動きや
大きく感じる出来事が起きやすいので
今回のコラムはコミュニケーションの秘訣について
お送りしていきたいと思います。

人は、『言葉』を使ってお互いの意思を
やり取りしてコミュニケーションを図ります。

ですが、この言葉というものを
曖昧に使いすぎることで、
お互いの気持ちがズレるということにもなります。

人との関係性が密になる時期だからこそ、
押さえておきたい、言葉というものの特徴について
お送りしていきます。

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●人はイメージしている
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人の頭の中には、
言葉ではなく、イメージがあります。

そういえば最近、
『もっちさんは、イメージという言葉をよく使いますね。』
と言われました。

そうなんです!
潜在意識は、イメージの世界なんですね。

潜在意識では、『リ・ン・ゴ』という言葉ではなく、
赤くて甘くて香りのいい果物のイメージが
描写されています。

これが、顕在意識に登る時、
そのままイメージの時もあれば、

『リンゴ』や『りんご』や『林檎』という
文字に置き換わる時があります。

この『リンゴ』というものでイメージされるものは、
一人一人違います。

極端に言うと、

『私、林檎好きなんだよね~』と
友人からLINEで伝えられた時、

このわざわざ漢字変換したということだけで、

赤い普通のりんごの『フジ』を思い浮かべる人もいれば、

青りんごで有名な漢字名の『王林』を思い浮かべる人も
いるかもしれません。

もしかしたら、歌手の『椎名林檎』を思い浮かべる人も
いるでしょう。

言葉とはまさにイメージの圧縮ファイルなんですね。

自分の持つイメージを、言葉に圧縮して、
相手の脳内で解凍されます。

その時に、まるで違うものに変換されちゃうことが起きるのですね。

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●ソシュールの言語学
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言語学者のソシュールは、

言葉そのものを『シニフィアン』

その言葉が示すイメージを『シニフィエ』と呼びました。

ソシュールの言うところによれば、

言葉そのもの(シニフィアン)は、
そう呼ぶようになったことに意味はないそうです。

『リンゴ』が、『ランゴ』でも『ルンゴ』でもべつによくて
そこに意味はなく、
誰かがどこかで“勝手に名付けた”ということです。

重要なことは、
『ランゴ』と言っても、何もイメージされませんが、

『リンゴ』と言うと、『あれね!』と大体共通したイメージのもの(シニフィエ)が
みんなの頭の中で解凍されるという点です。

ただし、ちょっとずつ解凍の誤差が生じるんです。

ここがコミュニケーションのズレになります。

相手:『オレ、林檎好きなんだよね~』
自分:(あ、朝食べたな~)

『うまいよね~』(うんうん、あの香りがね~)

『あの歌詞がさ~』(え?歌詞??)

普段僕達は、言葉の繋がりと文脈から、
情報を付加させていきながら、

お互いの頭の中のイメージをなるべく共通のものに
置き換えていっています。

コミュニケーションで大切なことは、
このイメージがなるべく共有されているかなんですね。

そもそも人は、それぞれ自分だけの世界に生きています。

ですから、自分のことを100%分かる人もいなければ、
相手のことを100%分かる人もいません。

先日、ちょうどこの言葉の話をしている時、
僕の好きなB’zの、『イチブトゼンブ』という曲が流れてきました。

その歌のサビの歌詞に
『愛し抜けるポイントがひとつありゃいいのに』
という箇所があります。

人はどこか、相手の全部知ろうとしたり、知った気になったりするから
コミュニケーションがズレてしまいます。

これから対人関係の濃密な時期に入ります。

たった一つでも“確かに共有できているというポイント”から、
少しずつイメージを共有していくことを

“丁寧にやっていくこと”が大切なんじゃないかということで、

お伝えさせてもらいました。

より良い、より楽しい、より愛のある人間関係を作っていきたいですね(^^)/

それでは、本日もお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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