エネルゲイア的な生き方、キーネーシス的な生き方

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こんにちは!

マインドタイプの望月です。

本日は、
『エネルゲイア的な生き方、キーネーシス的な生き方』
というテーマでお送りしていきます。

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●今という時間
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先日、メルマガ配信で、
アリストテレスの言葉として

『エネルゲイア』と『デュナミス』という
お話をさせて頂きました。

ざっくりとしたイメージでは、
『エネルゲイア=開花した姿』
『デュナミス=種』

という感じでお伝えしました。

その種から開花に向かう運動(過程)に関して、
アリストテレスは『キーネーシス』という言葉で
表しています。

この事においてアドラー心理学のアドラーさんは、
一歩進めて、

『エネルゲイア的な生き方』と『キーネーシス的な生き方』
ということを考えました。

種から花へということは、

目標や夢の達成が『開花した姿』とすると、
現在は過程(キーネーシス)という事になります。

ですが、それはまだ達成していない自分という事で、

『今の自分は、まだ本当の自分では無い』
と考えてしまいがちです。

すると、なんとなく今の自分が色あせ、
見ている世界の色も色褪せてしまいます。

まだ過程の自分という不満足感から、
今を楽しめなくなるとアドラーは考えました。

このように、目的ばかりに目を向ける人生
キーネーシス的な生き方と表現しています。

一方で、エネルゲイア的な生き方とは、
『いま、ここ』も開花しているんだ!という生き方です。

例えば、プロダンサーになりたいという目標があったとして、

華やかな舞台に立って、みんなに楽しんでもらうという
夢を掲げている場合、
その大きな目標達成はまさに大きな花が開花した時でしょう。

でも、エネルゲイアの状態というのは、
本来アリストテレスが表現したかったのは、
『もう夢中になって、楽しんでいる状態』なんですね。

その状態であれば、まだまだ技術的には伴ってなくても、

「もー大好きで仕方がない!」と喜びの中、
夢中で踊っているときとは、
紛れもなく『エネルゲイア』なんです。

まさにエネルギーの語源となる意味がわかるような、
心の奥(魂から)エネルギッシュに喜び溢れているような状態です。

それは、『いまの自分』でもできる事です。

ただし、もしかしたら、
それはただの自己満足に終わることかもしれません。

最終的には、誰もが“誰かと喜びを分かち合う”方向に向かい、
現実的な活動を通じて体現することが
最高のエネルゲイアの状態となります。
(この状態をアリストテレスは、エンテレケイアと呼んでます。)

ダンサーなら、やっぱり大きな舞台を通じて
観客と一体感の喜びを感じることが最高の状態ですね。

大きな大輪の花となるような、大きな開花した姿に向かう
『キーネーシス的な生き方』と、

でもそれをに固執しすぎて、今を色あせるような事にするのではなく、

今の喜びとして、
自分の『エネルゲイア』の状態も感じつつ進むことが
大切になってきますね。

まさに桜の木のように、
輪一輪のエネルゲイアの積み重ねが、
大きな大きな大木となったときに見せる、

最高に美しい全体としての大開花が、
ライフワーク的な生き方と言えると思います。

今の開花と、未来の大開花を見ながら進んでいきたいですね。
(^^)/

本日は『エネルゲイア的な生き方、キーネーシス的な生き方』
ということで

今の開花を楽しむ生き方と、
目標に向かうその過程を見ながら進む生き方の、
両方の視点についてお送りしました。

まずは、今日の、
“今の自分”が喜ぶ状態を見ていきたいですね。
(^^)/

本日もお読みいただきまして
ありがとうございました。

“未来のために今を耐えるのではなく、
未来のために今を楽しく生きるのだ”
(チェ・ゲバラ:革命家)

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