こんにちは~心と意識の専門家マインドタイプのもっちこと望月です。
最近、また西洋哲学と東洋哲学の違いなんかを学んでいて思うことは、
西洋は考えること、東洋は感じることに重きを置いているなーってこと。
これは、マインドタイプでいうと、考型重視か、感型重視かという違い。
西洋哲学は、とにかく論理的な積み上げを持ってきて
みんなを、頭の中で納得させていきます。
でも、頭で納得していることと、心で感じていることはやっぱり違ってきます。
例えば、ある路地裏に“デカいクマ”が住み着いていて、入ってきた者を噛み殺すという噂があったとします。
ちょっと、遠目で見てみても、なんだか黒い大きな塊が動いているのが分かります。
『こんなところにクマ??マジで??』
そこに勇敢な人がやってきて、ちょっと見てくると言って路地に入っていきました。
そして、戻ってきてこんなことを言います。
『クマはいなかったよ。あれは大きなゴミ袋の山だった。崩れそうでグラグラしてたんだ。
大体、あんなところにクマがいる訳がないんだよ・・・生物学的に言ったらまったく住める場所じゃないし・・』
とあれこれ説明しだしました。
それを聞いて、あークマじゃないんだと頭では納得します。
じゃー、実際に薄暗い路地裏に入って確かめてきなよと言われて、
あなたは何の躊躇もなくそのクマの正体を確かめに行けますか??
『頭では、クマがいないことは分かりきっているけど、、、万が一・・・ゴミならなんであんな噂が立つの??・・・』
なんて、入り口で躊躇してしまいませんか?
そんなところに、もう一度さっきの人がやってきて、
『あれ?説明したよね?理解できていなかったの??もう一回説明する??』
なんて言われても、『いや充分理解しているよ』となります。
頭での理解と、心の理解は別ものなんですね。
心で理解するには、体験するしかないんです。
東洋哲学はこの体験こそが悟りの道だと考えました。
言葉で何を言ったところで、伝わらないことがあります。
自分が体感して感じることで、『悟った!』という事になります。
ちなみに、仏教で言うところの悟りの境地とは、『自分が世界と一体になった時に見えるもの』なので、これはなかなか難しいことです。
自分が一体となるということは、自分がが完全になくなるってことです。
これは、デカルトが『我思う故に我あり』といったように、
思っている自分いれば、自分という存在がいることは“間違いない”と思ってしまうところが、どうしても抜けないからですね。
ただ僕が思うのは、その悟りの境地に辿り着いても、苦しさを感じない自分になるだけな気がします。
釈迦の哲学は、人生の苦しさをテーマにしていましたからね。(四苦八苦ってやつです。)
苦しさも、楽しさに変えて進む道もあるんじゃないかと思うのが、僕の考えるところなんですが。(^^;
話はズレましたが、論理的に考えることはもちろん大切なことです。
それが無いと、相手に伝わりませんからね。
でも、重要なのは体感、体験ですね。
そこに導けて、初めて『分かった~悟った~』という事になります。
マインドタイプもまだまだ改善の余地が色々見えてきている今日この頃です。(^^)
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