こんにちは。
マインドタイプの望月です。
本日は、射手座の満月号をお送りします。
『どっちに属する?精神的貴族と大衆』
スペインの哲学者オルテガは、
『大衆の反逆』という著書で、
人を二つのグループに分けました。
それが『貴族』と『大衆』です。
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●ノーブルマインド
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貴族社会だったヨーロッパでは、
『ノブレス・オブリージュ』という言葉が大切にされました。
これは、『持つものには責任がある』という意味の言葉で、
地位や権力に溺れて、人々を苦しめるダサい奴は
貴族の身分を持っていても、それは貴族ではなく、
民衆に対して貴族足り得る振る舞いが必要だという教養です。
ノブレス・オブリージュはフランス語で、
英語では『ノーブル・オブリゲーション』です。
(noble=高貴な obligation=責務)
オルテガは、身分としての貴族ではなく、
心やあり方としての精神的貴族と精神的大衆として見ています。
精神的貴族とは、マインドタイプ心理学でいうところの、
『自己成長と他社貢献』へ向かう意識で歩んでいる人のことです。
自分を高める喜びと、人に喜んでもらうことの喜びが
魂の喜びであるとお伝えしていますが、
ここに向かう姿勢が、精神的貴族のあり方です。
まさに『自分の人生に責任を持った姿勢』です。
ですから、何かを成す(成功する)ためには、
それに見合う成長をしていかなければならないと分かっています。
一方、大衆は、自分は成長せずに成功だけを手にしたいと思っています。
とにかく楽に結果だけ手に入れられればいいので、
そういった方向に進んでいきます。
そして今の社会において、お金を手にすることが『成功』だとするなら、
努力なしに結果を手に入れることは可能です。
それが『バブル』です。
バブルは、人の期待値(集合意識)によって繰り広げられるもので、
今なら仮想通貨なんてまさにバブルです。
ですが、文字通り“泡”で、実態がないのでどこかで弾けます。
日本でも、50代より上の人はバブル景気を経験しているので、
自分が成長しなくても、勝手に給料がグングン上がるのを体験をしています。
でも、バブルのように、自分を成長させずにお金だけ手にしてしまうというのは、
僕は逆に不幸なことではないかと感じます。
「また楽に稼ぎたい」と、外への期待が大きくなるので、
ずっとそこのステージから抜け出せなくなり、
「またバブルが来るんじゃないか」と夢見てしまう人生で終わっていくからです。
その繰り返し。。
大衆マインドとは、
まさにバブル頼りみたいに『他人まかせの人生』を
ずっと歩むことになります。
これは、『親のせい、国のせい』など、誰かのせいにして愚痴ってる時点で、
同じように、相手に期待した『他人まかせの人生』になってしまっています。
そのように誰かに依存した人生ではなく、
自分の足で立ち、自分の人生に責任を持つあり方こそが、
オルテガの言う貴族であり、『ノーブルマインド』であると思っています。
もちろん、バブルに乗るのが悪いと言っているわけではありません。
見極めて乗っかることは、したければすればいいと思います。
もちろん、僕も僕の周りの人も乗っかっていますし、今年は随分儲かるでしょう。
ですが、そこ頼りではなく、
自分が成長する過程の一環だとしないと、
期待すればするほど、泡の如く消えていくことになりますからね。
貴族の心、高貴な精神で、自分自身の人生に責任を持ち、
自分自身を、心から豊かで幸せな人生にしてあげましょうね。
(^^)/
そのための冒険を、ここからスタートしましょう!
スーパームーンの皆既月食は、
よいキッカケになりそうなエネルギーです。
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■『マインドタイプ占星学』
(*占星学は人の集合的無意識を、
星の動きと関連付けて観る学術です。
マインドタイプのルーツの一つでもあります。
2週間に一度、意識の調整のヒントにしてみて下さい)
●5月26日 射手座の満月
『大いなる冒険でハラハラドキドキ!』
・射手座のテーマは
『冒険、挑戦、自由、経験』
・マインドタイプ:勇型+感型エネルギー
・マインドキャラクター分析では、
『冒険者』のエネルギー領域です。
満を持して冒険へ突入です。
本格的な未来に向けたハラハラドキドキの
冒険へ向かう時ですね。
とにかくここで巻き込まれるが如く、
背中を押されていくかもしれません。
ここで必要なのは、勇気を持った冒険心です。
皆既月食は、太古から不安の兆しとして見られていました。
まー月がいきなり欠け出したらビビりますからね。
スーパームーンの月食は特に赤く見えるので、
なんとも不気味であったと思います。
それでも、すぐに満月に戻ることで
ホッとしたんだとも思います。
そんな『不安と安堵』の象徴とも言える今回の満月。
冒険というキーワードにもぴったりです。
次回は、6月10日は、双子座の新月です。
言葉を象徴する双子座ですから、
この2週間の冒険の始まりから、冒険の書を描き始めます。
次回は『自分だけの冒険ストーリーを紡ぎ出す!』がテーマです。
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それでは
今号もお読みいただきましてありがとうございました。
望月直也
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