こんにちは!
マインドタイプの望月です。
本日は、
『なぜ神は悪の存在を容認しているのか?』
というテーマでお送りします。
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●悪の存在
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哲学の世界では、キリスト教全盛の中世において、
『全知全能の神がこの世を作ったのに、
なぜ悪があるのか?』
という問いがありました。
哲学者ライプニッツの弁神論が
その一つの答えを導こうとしてますが、
今でも、『なんで悪に染まる思考が出るのか』は
一つの心理的課題とも言えます。
この、悪を論ずる前に、
反対の『正義』において見ていきたいと思います。
正義においてまず重要なのは、
『どんなに他人から悪だと見えていても、
その当人は正義だと思っている』
ということが言えます。
悪という認識は、
『それは人のためにならない』という客観的な視点ですが、
それが、誰のためにならなくても
『やろう』と思い、実行したのならば、
それは主観的には、正義になります。
選択するだけの正当な理由があるわけですね。
ですから、どんな悪事を働く人も、
自分だけの正義になってしまっているため、
客観的な視点のみで悪や正義は語れず、
その心全体を見ないと、
悪の存在には辿り着けません。
悪の存在は、キリスト教的に言えば
悪魔が乗り移った状態ということでしょうが、
それをマインドタイプ心理学的に言うと、
ダークサイドに行った状態です。
ダークサイドは、恐れベースでの思考です。
生物にとって、一番怖いのは死です。
まさに、文字通り生物という
『生きるもの』にとって、
生きるを定義するための『死』という存在があります。
死なくしては、生きるが定義できないですからね。
生物学的に見ても、
この死の恐怖が生を生み出すことになります。
もし、この恐怖がなければ、
簡単に天敵に食べられ絶滅しますし、
進化への道も閉ざされるでしょう。
そういう意味で、死の恐怖が生物を強くします。
ということは、死の恐怖を根源とした
ダークサイドの思考で生まれる
悪魔的な思考もまた、
人間の進化にとって必要な鍵を持っています。
ですが、個人の人生として見たら
悪魔的なことで他者から断罪されるような事態は
避けたいですよね。
行動に移す前に、客観と主観を
いろんな角度で移動して、
心の中を見る必要があります。
それを悪の行動に移す前に取り組めると、
人の成長進化につながるということを、
整心学ではお伝えしています。
神様が悪をどうにもしないのは、
(まー神がどんな存在かは、また別の議論になりますが)
ちゃんと成長するためには、
悪の思考は必然とも言えるということなんだと
考えています。
(^^)/
本日は、『なぜ神は悪の存在を容認しているのか?』
というテーマからお送りしました。
自分個人としては、断罪されるようなことなく
幸せに暮らせるように
心を整えていきたいですね。
(^^)
“もしこの世界に悪がなかったら、それはもはやこの世界ではない。”
(ゴットフリート・ライプニッツ:哲学者)
お読みいただきまして
ありがとうございました。
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