こんにちは!
マインドタイプ心理学の望月です。
本日は、
『人はカタルシスを求める!?』
というテーマでお送りします。
——————————-
●カタルシス
——————————-
『カタルシス』という言葉を
どこかで聞いたことがあるでしょうか?
哲学や心理学の世界で使われる用語で、
直訳的には『浄化、排泄』という意味です。
現象としては、心がスカッとする、スッキリする
ということが起こることをカタルシスと呼んでいます。
古代ギリシャの時代、哲学者アリストテレスは
劇の中で、どのようにカタルシスを入れ込むことが
できるかを研究しました。
それが現代まで受け継がれています。
例えば、『水戸黄門』の物語は、
「控えおろ~」「はは~」という
毎回同じ構成の勧善懲悪ストーリーですが、
この『悪い者が懲らしめられる瞬間』に
スカッと感が出ます。
このスカッとしたい気持ちを求めて、
人は同じような物語を毎度見たいと思います。
心理学の世界では、フロイトが
カタルシスの重要性に触れています。
心の苦痛を吐き出し、涙と共に浄化され
心がスッキリしていく現象です。
この意味で『吐き出す=排泄』という意味合いも
出てきます。
それは、体の健康にも通じることで
医学方面でも悪いものを外に出してスッキリするという意味で
カタルシスを語る場合があります。
そして、僕たちが行う『心を整える』ということも
心をスッキリ、スカッとする作用が当然起こります。
自分の人生において、
スッキリしないものを、スッキリと整えることが、
一番重要なカタルシスだと思います。
それをせずにいると、
映画や小説のストーリーでスカッとしたり、
お笑いを見てスカッとしたり、
ジェットコースターに乗ってスカッとしたりと、
代替え品のカタルシスを求めてしまいがちです。
自分の内面であり、人生におけるカタルシスこそが
人間の幸福を考える上で、
重要なポイントだと思います。
(^^)
本日は、『人はカタルシスを求める!?』
ということでお送りしました。
カタルシスを求めていくのは、
人の本能です。
『スッキリしたい、スカッとしたい』という
心の浄化を求めます。
これはどの仕事にも応用できるので、
自分の活動で、どんなカタルシスをもたらすことができるか
考えていくといいですね。
(^^)
“愛があっても対立は起きる。
二人の人間の間に起きる真の対立は決して破壊的ではない。
そういう対立はかならずや解決し、カタルシスをもたらし、
それによって二人はより豊かな知識と能力を得る。”
(エーリッヒ・フロム:哲学者)
お読みいただきまして
ありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【自己実現を極めるコミュニティ】
心の真理や仕組みを学ぶ『coco-mana(ココマナ)』サイトで、
まずはあなたも、潜在意識タイプから能力を確認してみませんか?
https://www.coco-mana.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この記事へのコメントはありません。